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Innovative-e、Microsoft Teams で組織管理を変革

Innovative-e は、Microsoft 365 と AI の機能を活用して、先進的な大学が抱える従来のプロジェクト管理の課題を成長の機会へと転換しています。

2024 年 12 月 18 日

プロジェクト管理は長年にわたり組織の効率化の要となっており、企業がプロジェクトを期日どおりに予算内で完了するためにも、プロセスを改善するためにも役立っています。テクノロジの進化に伴って業界が変化を遂げる中、現代のニーズに応えるためには、組織のベスト プラクティスと最新のイノベーションを効果的に融合させることが重要です。

そこで活躍するのが Innovative-e です。1999 年の設立以来、Microsoft Cloud ベースのソリューションを強みとするプロジェクト管理モダナイゼーションのスペシャリストとして、顧客の組織的パフォーマンスの向上を支援してきました。15 年以上にわたるマイクロソフト パートナーである Innovative-e は、モダン ワークの分野で 2 つのソリューション パートナー認定を取得しています。さらに、Microsoft AI Cloud Partner Program のリソースを活用して、最新の Microsoft 認定資格の取得に継続的に取り組んでいます。Microsoft エコシステムへの多大な投資の結果、過去 6 年間で、Microsoft Partner of the Year Awards において 4 回のファイナリスト進出と 3 回の受賞を果たしました。その中には、2024 年のプロジェクトおよびポートフォリオ管理カテゴリのモダン ワーク部門における Partner of the Year Award も含まれています。

「テクノロジは今や、お客様のあらゆるニーズに応えられる段階に達しています。数年前まで、プロジェクトおよび業務管理の分野では、解決困難な課題への対応力がプラットフォームに不足していました」と Innovative-e の CEO、Mike Taylor 氏は語ります。「Microsoft Power Platform、Microsoft Planner、Microsoft Viva Goals、Project Online、Microsoft Teams を主要コンポーネントとして使用することで、すべてのシステムを安全に統合できるようになりました」

プロジェクトおよびプログラム管理 (PPM) ソリューション スイートの一部として、Innovative-e は Azure、Azure OpenAI Service、Power Platform、Microsoft Dataverse を活用したアプリケーション、Teams for Project Management (Teams4PM) を開発しました。Taylor 氏はこのソリューションについて、「Teams4PM には、会議内容の自動要約機能やプロジェクトの感情分析スコアリングなど、AI を活用したプロジェクト管理機能が組み込まれています。さらに、Microsoft 365 Copilot や Copilot Studio のエージェント開発にも活用できるデータを提供します」と述べています。

Teams4PM は同社が提供するソリューションの 1 つにすぎませんが、あるお客様にとってはまさに必要としていたものでした。

戦略的連携を可能にする効率性とレポート作成を追求

Southern New Hampshire University (SNHU) は、1932 年より学生に教育を提供している私立の非営利認定教育機関です。オンラインとキャンパスの両方で約 200 のプログラムを提供しており、4,800 人以上の常勤スタッフと 9,700 人以上の非常勤教員からなる分散型の労働力によって運営されています。

革新的な目標を追求し続けるため、SNHU は急速に拡張しグローバルに機能する堅牢な技術的機能を必要としていました。しかし、部門間でプロジェクト管理システムは大きく異なっていました。「Innovative-e と SNHU とのパートナーシップは 5 年以上前に始まりましたが、その当時、SNHU は PPM 戦略とテクノロジ基盤のモダナイゼーションを検討し始めたところでした。PPM システムの多くは寄せ集めであり、バックログ、重複、レポートの不整合などの問題が生じていました」と Taylor 氏は説明します。「そこで私たちは、Power Platform や Teams など Microsoft のツール セットと、当社のカスタマイズ可能なソリューション Teams4PM を活用して、SNHU を未来へと導くことを目指しました」

大学のスタッフにとって、スケジュール、予算、目標に関するプロジェクトの状況など、重要な指標を経営陣に提供することが課題でした。「プロジェクト情報が異なる場所に保存されており、ツール間の連携もスムーズでなかったため、多くのスタッフがプロジェクト情報をどこで見つければよいのかわからない状況でした」と SNHU の Project Management and Value Creation 部門の Director である Lori Lavallee 氏は語ります。

同大学は組織全体でプロジェクトとポートフォリオの管理をさらに改善する必要性を認識していました。「SNHU が初めて Innovative-e と共同作業を開始した際に求めていたのは、まさに効率化とモダナイゼーションでした。そして今回、新たなニーズに向けてパートナー選考を行った結果、改めて Innovative-e をテクノロジ パートナーとして選定しました」

屋外の階段で話す 3 人の人物

「Microsoft Power Platform、Microsoft Planner、Microsoft Viva Goals、Project Online、Microsoft Teams を主要コンポーネントとして使用することで、すべてのシステムを安全に統合できるようになりました」

- Innovative-e、CEO、Mike Taylor 氏

クラウド ベースのアプローチへの進化

共同作業の初期段階では、プロジェクト管理とレポート作成のための戦略的に設計されたシステムの開発を支援するために、現在の環境を厳密に分析しました。 

「私たちの焦点は、エクスペリエンスを簡素化することで組織全体に価値を生み出すことでした」と Taylor 氏は SNHU とのパートナーシップについて述べています。「私たちは、人、アプリケーション、データを結び付けるために相互運用できる中央プラットフォームとツールを採用する必要性を認識していました。Microsoft のプラットフォームを選択したのは当然の判断でした。Microsoft のイノベーションへの継続的な取り組みにより、SNHU のプロジェクト管理業務を Microsoft と共に拡大していけるからです。

Innovative-e は、SNHU が Teams、Power Platform、Project Online、Planner を最大限に活用できるよう支援しました。これらのモダナイゼーションの取り組みに加え、Innovative-e は Microsoft Power Apps で Teams4PM ソリューションをカスタマイズして、Project Online を Teams に完全に統合しました。また、プロジェクトのすべての段階でプロジェクト情報を視覚化して明確にする Microsoft Power BI ダッシュボードを確立して、レポート作成の一貫したエクスペリエンスを実現しました。これらすべてには Teams 内からアクセスできます。

Innovative-e のソリューションにより、プロジェクト管理のエクスペリエンスが一元化され、大学全体の関係者がプロジェクトについて即座にインサイトを得られるようになりました。「Microsoft のこのソリューションにより、全メンバーを 1 つの同期システムに統合し、各メンバーの業務進捗を視覚化したことで、一目で把握できるようになりました」と SNHU の Strategic Portfolio Management 部門の Assistant Vice President である Kurt Mithoefer 氏は述べています。

Two people working in a nook Two people working in a nook

Microsoft のイノベーションへの継続的な取り組みにより、私たちはお客様と共に、この大きな変革期を乗り越え、新たな価値を創造することができます。未来には無限の可能性が広がっています...」

- Innovative-e、CEO、Mike Taylor 氏

進捗の明確化、キャパシティの認識力、組織全体の最適化力の向上

柔軟なクラウド ベースのソリューションの採用により、同大学は組織全体と個別業務の両面で即座に成果が現れました。AI を活用したリアルタイムのインサイトにより、SNHU では、プロジェクトの開始から完了まで、効率的かつ明確な進捗管理が実現しました。

また、経営陣は、リソースの割り当てに対する認識を深め、単一のプラットフォーム上で大学全体のプロジェクトを包括的に把握できるようになりました。「このシステムは、大学でのプロジェクトの影響をより深く理解するために設計されています」と Lavallee 氏は語ります。「今では、プロジェクトの優先順位を目標に基づいて決定し、その進捗状況を把握しながら、具体的な成果を測定できるようになりました」

Teams4PM ではさらに、SNHU のスタッフが最も使い慣れたアプリケーションで作業できることから、より迅速な作業とより優れたキャパシティ管理が実現しました。たとえば、プロジェクト マネージャーは Project Online や Planner で作業でき、関係者は Teams でリアルタイムのインサイトを得てコミュニケーションを取ることができます。レポート作成と管理が 1 か所に集約されるため、スタッフはパイプラインをより明確に把握できるようになりました。その結果、将来のプロジェクト イニシアチブを「仮決定」することができます。

「SNHU は私たちとのパートナーシップから、組織全体でのプロジェクトの進捗の視覚化、イニシアチブに基づくシームレスな共同作業、一貫性のある自動化されたプロジェクト作成プロセスによる時間節約など、多くの具体的な成果を得ています」と Taylor 氏は言います。「この取り組みは現在も進行中ですが、SNHU のプロジェクトおよび業務管理を中心とした戦略は既に成果を上げており、レガシーやサードパーティ製のアプリケーションから進化し続ける中で、将来にわたってプロジェクトおよび業務管理を強化するのに役立っています」

Microsoft への投資を倍増させて好機を捉える

これは SNHU のクラウド ベースのプロジェクト管理ソリューションへの取り組みの始まりにすぎません。Innovative-e の取り組みについて、Mithoefer 氏は「Microsoft 365 スイート、Power Platform、Power BI を追加することで、私たちは進化を加速させ、次のレベルに進むことができました」と言います。

Innovative-e は大学のソリューションをニーズの変化に応じてカスタマイズ可能なように構築しましたが、そのパートナーシップは継続しています。SNHU は Teams4PM と Planner を連携させることで機能を拡張し、Teams4PM に組み込まれた AI 機能を最大限活用するための戦略構築を進めています。「私たちは SNHU と複数のイニシアチブを進めています」と Taylor 氏は語ります。「これには、Microsoft がサポートする概念実証 (PoC) として、Teams4PM を通じて Planner と Project Online で管理されているさまざまなプロジェクトに Viva Goals を連携させる取り組みも含まれています」

Innovative-e は今後も Microsoft とのパートナーシップを通じてさらなる発展を目指します。顧客がレガシー プラットフォームから AI 搭載のクラウド ソリューションに移行する中、PPM 分野で仕事ができることは今、刺激的です。

「Microsoft のイノベーションへの継続的な取り組みにより、私たちはお客様と共に、この大きな変革期を乗り越え、新たな価値を創造することができます」と Taylor 氏は言います。「Microsoft の主要テクノロジの融合により、かつては不可能だったことを達成できるようになるなど、未来には無限の可能性が広がっています」

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